2018年10月16日火曜日

槍ヶ岳・北鎌尾根 その3

(ここまでの記録は、画面左の「ブログ・アーカイブ」または「アクティビティ別→北鎌尾根」またはページ下のリンクからご覧ください)

北鎌沢出合〜北鎌沢のコルまで

2018年10月8日(月)快晴

午前3時半に起床。トイレに出たハズが「周りのテントはすでに明かりがついてるわ」とのこと。さすがに北鎌尾根を目指すだけあって皆、早い。

軽量化のために、荷物なしで2人が眠れるテントで来たがやはり狭い。煮炊きをする時が一番狭さを感じた。また、外に出して置く荷物をまとめるのにも余計な思考力を使うのでやや疲れる(年齢ゆえか)。

午前5時半出発。すでに他のテントはない。やっぱり一番最後かぁ。ま、いいや。今日は槍ヶ岳の肩の小屋のテン場やし。4時頃には到着したいけど、こればっかりは分からない。なんせコースタイムもなにもないバリエーションルートだから。


まずは北鎌沢右俣を登る。出合から目星をつけていた場所がやはり左俣と右俣の出合だった(写真黄色の丸印のとこ)。下からでは、二股は木々で見えない。意外とすぐだった二股。ここは右側=右俣へ進む。奥に細く1本見えてるラインが右俣だ。これを詰めると北鎌沢のコルに出る。

ネットで検索するとこの北鎌沢の登りを「右へ、右へ」と書いてあるが私たち二人の意見としては、「直進」である。よく言われる「クライマーズホイホイ」と言われるところも結局どこだか分からなかった。数年前に大天荘ヒュッテの支配人が、ホイホイ方向に入ってしまう登山者が多く、重大な事故が発生しているということで、ここだけ足元の石にバッテンをつけられたのだが、全く分からなかった。それに、確かに右方向から細い沢が落ちて来ていてるが、どう見ても進めるような沢、踏み跡ではないことが明白。なので、とにかく、左俣との二股を右俣に入ったら、一番大きい、広い、しっかりした沢筋を登ることだと思う。

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二股を右俣に入ったすぐのところ。見上げてるのか下を見てるのか分からない写真ですが。ところどころに赤テープがありますが、あまり気にしない方がいいかも。赤テープを探していると時間かかるので。右俣をひたすら詰めます。

1時間ほど進んで見上げると昨日話した若者が見えた。水をたくさん積んでるのかな。重たそうに登ってはりました。

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出合から1時間半ほどで赤茶けた小滝。これもネットで検索したら結構出て来ます。

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7時を過ぎると、背後の表銀座の稜線から日が差し、暖かいを通り過ぎて暑い。本当に10月にしては暑い3日間だった。
そして沢の真ん中にアイランド(島状の中州)が出現します。ここも右側を直進。右の斜面に入るのではないですよ。

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上の写真のアイランド型中州の右側を進んでるところです。前方に若者が見えました。
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これはどこっだけ...?ともかく、上の写真を過ぎて、あ、そろそろコルかなぁ?コルやといいんやけど...って思い始める場所です。この先、真ん中にアイランド(小)が出現しますが、このアイランドはよけずに真ん中を登ります。草の中に踏み跡がありました。
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盛り土アイランド(小)を超えると、あらびっくり!しっかりした踏み跡が出現します。ここを進めば北鎌沢のコルです。テント、小さいものなら2つは張れそうです。そして、古いタイプの錆びた鍵が落ちてました。北鎌終わって家に帰って鍵がない!どうされたんでしょうかね〜?

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小休憩を入れていると、若者が到着しました。少ししんどそうです。昨日ほど饒舌じゃないです。大丈夫かな?暑いもんね、今日。
行動食を食べた我々はいざ、北鎌尾根縦走すべく出発したのでした。

その4へ続きます...こちら


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