2019年9月2日月曜日

北ア 小蓮華山(2763m)

山行日 2019年8月12日(日) 晴

前回の更新からあっという間に数週間が過ぎ、9月に入ってしまいました。お盆休みの話はすでに古い話で、なんだか今更更新するのもなぁ、と思いつつ。ヤマケイオンラインの山行記録とかヤマレコを使った方がいいのかなぁ?なんて思ったり。とはいえ、スマホはまだ持ってないのでGPSログとかはアップできないのですがね〜。

さて、お盆休みの2日目。1日目の将棊頭山を下山し、温泉に入り長野県縦断の旅へ。少しだけ中央道と長野道を走り、147号線を北上し大町でものすごい土砂降りに遭い、白馬村を通過し小谷村へ着いたのは夜9時ごろだったでしょうか。翌日の蓮華温泉の駐車場のスペース確保が気になるところでしたが、温泉までの道がどの程度の道なのか不明だったので、小谷村の道の駅で一晩過ごすことにしました。

入場するとほぼ満車。みなさん考えることは同じですね。それぞれ静かにお酒を飲んだりして楽しんでらっしゃいます。が、そのうち、騒いだりすることが社会問題になって道の駅で仮眠や車中泊することが禁止になるんでしょうね。アメリカの国立公園では、駐車場で車中泊することは法律で禁止されていますからね〜。そんな風になってくるんだろうなぁ、と思った次第です。

さて、早朝目を覚まし蓮華温泉へ向かいます。駐車スペースありますように!ありますように!と祈りながら進みます。なぜか朝6時前なのに出てくる車数台とすれ違いました。理由は分かりませんが、ひょっとしたら空きがあるかも、と淡い期待を持ちます。

到着しました。ありませんでした。かなり手前(1〜2kmくらい?)の路肩スペースもすでに駐車済み。こんなところから...と焦ります。前をミツビシのランサーがぶいぶい飛ばしているのが見えます。せめて2台分あれば...。と思いましたが、この状態ではほぼ無理と諦め、路肩に駐車できるスペースを確認しながら進みます。温泉すぐ横の駐車場は満車。すぐに取って返します。手前にある橋の手前の駐車場も満車でしたが、そのすぐ横の路肩にあった目をつけていたスペースに縦列駐車。バスもちゃんと通れます。ほっと一安心。「駐車禁止」と書かれた札のすぐ横に停めていた車もありましたが...。

さて、準備をして出発。

駐車場横にはお手洗いと登山計画書提出箱がありました。自販機あるかなぁ?と思ってましたが、自販機はありませんでした。左側の建物が「白馬岳蓮華温泉ロッジ」です。

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日本で一番の秘境にあるキャンプ場ではないかと思われるキャンプ場はここからさらに写真右側のトレースを600m奥に進みます。登山口は写真左側へ進むと、ロッジの裏側にありました。露天風呂めぐりのルート開始地点と同じ場所でした。


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整備された道を歩くこと約1時間くらい。右手に雪倉岳や朝日岳が見えてきました。

道沿いにはお花がたくさん咲いていました。この後、天狗の庭に到着。休憩するにはいいところでした。

そしてテクテク登っていきます。ず〜っと向こうに坂道を行き交う人が見えました。ひゃぁ、あれを越えれば白馬大池小屋かなぁ?とハズと話します。少し休憩しようか、とザックを下ろしましたが、ちょっと見てくる、とハズが様子を見に行くと、すぐそこが白馬大池でした。ザックを再度背負い進みます。

目の前が開けると、
チングルマの綿毛がいっぱいでした。左奥に小屋がありました。

コカコーラを飲んで休憩していると、たくさんの人がこちらに向かって歩いてくるのが見えました。その数ざっと50人ほど!さすが白馬界隈。人気があります。
さて、小蓮華山までここからあと2時間ほど歩きます。

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歩き出すと見えてきたピークがありました。あ、あれが小蓮華山山頂に違いない!と意気揚々だったのですが...。
「船越の頭」という小さいピークでした。ものすごくがっかり。進む先を見ると、似たような小さいピークがまだいくつもあるのが見えました。この後、私はかなり意気消沈し、大人気なく「もぉいい!」とぐずり出しました。

とはいえ、途中の小ピークから見る白馬岳と白馬主稜(写真真ん中の雲から伸びる稜線)。5月に登った稜線です(記録はこちら)。
写真真ん中に大雪渓への下り口、左に寄って杓子岳、鑓ガ岳のピークが見えました。少し機嫌を直す私(とはいえ、ピークを勘違いしていた自分が悪いのですが)。

じゃーん。そして到着。小蓮華山。頂上は広く、ゆっくりランチを食べる人たちもいましたが、私たちは先ほど休憩を取ったばかりなので、写真を撮ってすぐに下山。
登ってくる人たちの中に、蓮華温泉からの登り途中に抜かした人もいて「早いですね〜」という声をいただく。みなさん目指すは白馬岳。私たちが「小蓮華まで」というと少し腑に落ちない顔をされていました。はい、とある目的のため小蓮華だけ、なんです。

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この頃から空には怪しい雲が見えるように。あぁ〜、小屋が、池が、雲に飲み込まれるぅ。

テントの数が増えてえらいことになっていました。小屋の玄関先には「本日は混雑しています。お布団は3人で2枚利用」と書いてあった。昼過ぎ1時頃でこの状態なので、下手したらこの日は布団4人で2枚利用だったかも。
ノンアルコールビールで喉を潤し下山開始。

「天狗の庭」に生えている松の木。ものすごく立派な太い木。風雪にさらされて枝が曲がってもなお立ち続ける生命力にただただ畏敬の念を抱きます。

この後、少し雨が降ってきた。あぁ、やばいよ〜。濡れたくないよ〜。
と、ぎりぎりセーフで登山口に帰着。
この後、蓮華温泉ロッジでお風呂に入るべく、車を少しでも近いところに駐車しておこうとロッジ横の駐車場に停めたとたん大雨ざざぶり☔️
傘差してロッジに走り込む。温泉入って汗を流してすっきり。お風呂から上がった頃にはすっかり小降りになってました。

この後、帰宅の途についたわけですが、やっぱりもぉ中年以上老齢以下の2人ですね。バテバテで運転ままならず。どこだかのサービスエリアで深夜過ぎまで爆睡。早朝に大阪に到着したものの、また朝から営業しているファミレス or マクド or 吉牛を探すはめに。どこも朝の6時過ぎに営業しておらず...。走り回って24時間営業の「松屋」を見つけて朝定食をいただきました。
バテバテの上に朝食探してう〜ろうろ。こんなんだったら蓮華温泉に泊まってくればよかった。

温泉 白馬岳蓮華温泉ロッジ 日帰り内湯800円、外湯のみ(外湯めぐり)500円
   両方800円。ボディソープ、リンスインシャンプーあり。ドライヤーなし。
   ロッジですが、ホテルとか民宿というより「山小屋」と理解して利用されたし。