山行日 2024年1月17日(水)−18日(木)
以前から気になっていた「狼平」という地名。天川村役場からのルートは弥山、八経ヶ岳へ行くルートとしては一番長い(と思われる)。
暑い時期は、おそらくバテバテになるはずなので、寒い時期を狙っていた。
先週火曜日に確か寒くなって雪が降るような予報だったはず。狙ったわけではないけど、ラッキーなことにそこそこの冬山を楽しめた。
早朝大阪を出発したけど、ちょっと時間がかかってしまって8時過ぎ。
宿泊道具を担いでるのでザックが大きい。女性に「大変ですね」と言われた。大変...ではないけどね。
栃尾辻から先、雪が増える。先行する足跡は1組(2組?)だけに。もっと上に進むとわかんの跡が出現。そこからはこの足跡だけ。強者がいるようだ。
見晴らしが良くなった場所(天女の舞ってとこ?)からギザギザしたかっこいい稜線が見えた。「大普賢か?」とだんさんと二人で盛り上がるが(去年4月に奥駈道縦走で歩いたので)、下山後、私の父ちゃんに確認すると「稲村ヶ岳ちゃうか?」ってことだった。もっかい地図で確認すると、そうだと思う。さすが父ちゃん。
しかし、稲村ヶ岳ってこんなかっこいい山やったんやぁ!
この後、「高橋横手」分岐手前ででっかいザックを担いだ男性とすれ違う。見るとわかんがザックにくくりつけてある。昨晩は狼平の避難小屋で泊まったらしい。上までわかんでトレースつけてますんで、と言われたのでお疲れ様ですと言って別れる。
で、すぐに高橋横手。八経ヶ岳に続く道、しっかりトレースがついている。左に曲がって狼平へ。意外と長い。ひっさしぶりの宿泊あり山行なのでやや疲れてきている。
小さい吊り橋を渡るとすぐに避難小屋があった。
で、ここから弥山に行こうと計画していた二人だが、トレースが10mしかついていない。がびーん。よく考えると、弥山より八経だわな、そら。みな目指すのは。
ラッセルで弥山を目指すか、高橋横手まで戻って、トレースたどって八経経由で弥山へ行くか?時間を考えるとどっちもなぁ。翌日は天気下り坂やし。うーん。弥山に行きたいなぁ。(なぜか弥山にこだわる二人)でもなー、二人でずーっとラッセルして頂上に届くか?そもそもこんなに雪あるっておもてなかったので(暖冬なので)わかん持ってきてないし。
ってことで、やめた。この山行はここ、狼平までとして翌日は暗いうちに出発して下山しようということになった。
二人にしては小屋が広いのでテントを張った。
翌朝、5時半過ぎに下山開始。だんさんは寒くなかったと言っていたけど、私はなぜかいつも寒い。M社の850フィルパワーのダウンシュラフなのに。もちろんカバーもかぶって、象足も履いて寝てるけど。結局、極寒用カイロをお尻の上らへんに貼った。
トレースついているので迷うことなく進む。天女の舞付近で明るくなった。台地にテントが一張り。女性が片付けをしていた。話をすると、前日の天気の良さから景色もよく、ここでいいかという感じで幕営したらしい。正面に稲村ヶ岳。そこに夕日が当たってとってもきれいだったらしい。二人がおでんをフーフーしていた頃か🍢
栃尾辻を過ぎて林道に近いところにやってきた。雪が溶けて根っこやら小石やらで冬靴では歩きにくかったので、林道を進んでみることに。通常は、林道の方が距離がながくなるので嫌煙するのですが。
昨日すれ違ったわかんの男性もここを通過したのか、下山方向の足跡が。写真の辺りまでは土砂崩れなんかがあったが、この先から、林業用の車が入ってくるのか急に道がきれいになる。
再度、登山道に入って鉄塔を過ぎ、階段をよっこらっしょと下りてなんとか雨が降り出す前に下山できた。
お風呂は、「天の川温泉」と言うところに行った。きれいな新しい(?)温泉でした。一番風呂に入れてラッキー。上がった後は、隣にある食堂へ。高級食材の玉子が入った月見そば(私)と親子丼を注文。おいしかった。温まった。
この後、実家へ行く。途中の黒滝の道の駅で念願のこんにゃく煮をゲット!夏にこっち方面の沢登りに来た時には売り切れていたので、よかった。ちょっと辛いこんにゃくに味が染みておいしい。こんにゃくはカロリーほぼゼロなのでもう1本頂こうかと思ったけど、だんさんの視線が気になったのでやめといた。
久しぶりの一泊山行。足が筋肉痛になったけど楽しかった。以前から気になって地名の狼平に行けたということで、目標一つ達成もできてよかったです。
〜温泉情報〜
天の川温泉 〒638-0321 奈良県吉野郡天川村坪内232 営業午前11時から 火曜定休
併設する駐車場は、お風呂の受付で駐車券をがっちゃんこしてもらえば90分無料。隣の食堂を利用する時間も含むので、ちょっとだけバタバタする感じあり。
お風呂は、シャンプー、リンス、ボディソープあり。ドライヤーもあり。