2025年8月17日日曜日

農鳥目指したけど暴風で下山後...

さて、続きです。

とその前に。バス停でだらだらしていると、笹山ダイレクトが降りてきた登山者が、奈良田ダムの吊り橋を渡るのが見える。すんごい遠目ですが、なんだか楽しそうなんが伝わってくる。くっそ〜、やっぱり行けたんや。あぁ、やっぱり進んでおけばよかったとこの期に及んで悔しくなる私。

気を取り直して。
下山後のお風呂ですが、駐車場から近いところに2軒あります。とりあえず今回は(ほぼ確実に「次回」もあるはずなので)安い方の「女帝の湯」へ行きました。

駐車場からちょっと歩くのが筋肉痛と猛暑の中、辛かった。大門沢小屋に泊まった韓国人のおっちゃんパーティとすれ違う。風呂上がりでスッキリした顔してはりました。

なんで「女帝の湯」と言うか不明ですが、大きな古民家の中にあるのは驚き。以前は個人宅やったのかなぁ?

「女帝の湯」

チケット買って、電車の駅の改札口のようなゲートを通ってお風呂に。気持ちよかったです。

お風呂のあとは同じ館内にある食堂で。そばを食べたいと前日、歩きながら思っていたので迷わずざるそば。ざるそばだけでは足りないので、天ざるそば。だんさんは、天ざるそば定食。ご飯に小鉢が2皿ほどついていてボリューム満点。

天ザルそば定食 あれ、全容が写ってない💦

天ざるそば もうちょっとネギ欲しい

高台にあり窓が全開になっていたので、時折入る風が気持ちよかった。前日すれ違った登山者の人もいて、登山者御用達なんかな?

お土産も買うていざ帰宅。一座も踏んでないから、なんか残念なんですがね。達成感もないし。

山行の記録はこちらへどうぞ。

2025年8月15日金曜日

農鳥岳手前までの山行記録

 山行日 2025年8月5日から6日

百高山制覇を目指して南アルプスは、農鳥岳から仙塩尾根にある安倍荒倉、新蛇抜、北荒川の三座を目指す計画を立てましたが、天気予報に翻弄され、結局一座も登らずに帰ってきた、という残念な山行記録。

8月4日(月)の夕方、関西を出発。途中、中部横断自動車道(個人的には、南北に走ってる道のなので「縦断」自動車道ではないかと思っている)の一部で通行止めがあったりなんかしたが、無事、奈良田の駐車場に到着。平日の割に車が多くて驚き。そして意外と寒くて熟睡できず。

日の出前に起床してちょこっと食べる。広河原までのバスに乗る人が多いらしく、起きてすぐの状態でバス停に向かう人多し。私たちは、大門沢を目指すのでバス利用はなし。帰りに利用する予定でしたが。

駐車場の簡易トイレはちょいとうっ、なので、8分ほど歩いたところにあるバス停のトイレを利用する。ペーパーがなかったので要持参。ま、山屋ならトイレットペーパーはみなさん持ってるでしょう。

色々と整ったところで出発。車道を半時間ほど歩き、奈良田第一発電所から林道へ入る。半時間ほどさらに歩くと、本当の登山口。

奈良田第一発電所のとこ 左方向へ進む(5:45)

登山口にある森山橋を渡ってちょっと行くと休憩所(6:30)

3年前、笹山ダイレクトを歩くためにこの道を使ったけど、今回、Wi-Fiも使える登山者用休憩所が設置されていた。ただし、工事稼働日の作業時間内だけやけど。

ここから標識、表示に従って進む。で、出てくるのが1つ目の吊り橋(↓)
斜めになってる (6:45)

登山道、3年前に比べてピンクテープが増えてる。途中で、外国人のお兄さん2人組が抜かしていった。どうやら外国からの登山客が多くなったからか。

大古森沢の丸太橋 (7:20)

曇っていたけど、木々の隙間から晴れ間が見えるようになってきた。

八丁坂では重さ14キロの荷物が肩に食い込む。重たい。ここら辺りで下山してくる人とすれ違うようになる。皆、雨具を着てたり、ザックカバーを使ったりしてる。ちょっと嫌な予感。
外国からの人も多い。

水が流れる登山道 (8:35)

丸太橋を渡り...(8:50)

また渡る (9:10)  さっきのとよく似てるけど違う橋

小屋に到着

大門沢小屋で大休止。稜線から下りてきた人に
、だんさんが上の状況を聞く。暴風、強風、雨は降ってないけど霧で濡れてくる、という状況。あちゃー、風が強いって予想してなかったなぁ。

先ほどの外国人の人がいて、スマホ見ながらまだこんなとこだ、みたいな話をしてる。思い切って、どこまで?と聞いてみると農鳥小屋までというので、私らも、と返して、またあとでね、と別れた。ま、足が長いので一歩一歩が広いので速いわなぁ。しかも体でっかいから体力あるやろし。「がんばって」とか言われたし。

オレンジの缶ジュース飲んで喉潤す。あぁ、おいしい。
さて、このままここにいるわけ...もなく、とりあえず今日の目標、農鳥小屋まで行くべく登山再開。

半時間ほど行くと小さい沢を渡る。

小屋から1時間ほどで、樹林帯を抜けて見晴らしのいい支尾根の先端に出る。富士山がうっすら見えてる。

涸れ沢を渡り、支尾根に乗る。狭くなった登山道に落ちてた看板。試しにスマホの機内モードを解除したら、アンテナが4本ちゃんと立った(iPhone 12mini)ちなみに大門沢小屋は圏外。

ここら辺で北岳方面から歩いてきた人たちとすれ違いが多くなる。みな、稜線は暴風、爆風、気をつけて、の3語を言って下りていく。風に吹かれたのがしんどかったのか、10時半ごろですでにかなり疲れた顔をしてる人もいた。

どーしよー。確かに上空見ると灰色の雲が出てる。

上に進むと次から次へと下りてくる人。そのうち、男女ペアに詳しく話を聞くと、どうも翌日笹山方面へ行く計画だったようで(多分)、この日、農鳥小屋で泊まる予定にしてたらしいが、小屋の人に翌日天気が悪くなるけど。下りますか?と言われたとか。小屋の人がそういうなら本当に天気が悪くなるんだろう、ってことでこっち方面に下りてきたと言う。確かに風はきつかったけど...、と残念そうだった。

この後、再度樹林帯に突入。この樹林帯がなんかしんどかった。いつまでも経っても樹林帯を抜け出ない。稜線まであと◯分って言われるけど、なんかそれがほんまにそんな時間で稜線まで行けるのか?という時間やったし、それに比べると自分の足が遅い気がして、はよ歩かなという焦りも出てきて、気持ち的にほんとしんどかった。

稜線に出る直前で、北岳から来た単独男性とすれ違う。この方も風が強いですよと。5分ほど話をしてすれ違った。
他にも農鳥沢を上がってこちらへ来たと言う男性とだんさんが話をしてたけど、風が強過ぎて手がかじかむので、着替え用の乾いたウールの靴下を手にはめて歩いてきたと言ってたらしい。
笹山ダイレクトを登ってきた人もいて、この人も稜線は風、景色は何も見えない、修行でした、と言ってた。

どうしようか。行くか戻るか。っていうてたら、韓国人の男性5、6人パーティが農鳥方面からやってきて、稜線の鐘のところで、奇声を上げて盛り上がってる。こんな風でも盛り上がる精神力。

雨具着ていざ出陣。ぼぼぼぼぼ。ひょー、前に進まれへん。一旦退散
写真じゃ分かりづらい風の強さ

翌日以降の天気、農鳥でテントを張るか、小屋に緊急宿泊するか、その場合、持ち合わせのお金は足りるか、などなど総合的に2人で考えるが、一番大事な、というか、肝心なお金の持ち合わせが心許ない。
例えば、この日、農鳥小屋に泊まったとして。農鳥のお金はあるが、最終日、広河原まで下りることができなかった場合や最終バスに間に合わなかった場合のお金がギリギリか...。でも、なんとかなるか、なんとかしようか、とういうことで、農鳥小屋まで進むことに。それにだんさんはこのくらいの風なら行けると思うと言うし。

もっかい稜線に出る。体が斜めになるものの、ガスが薄くなる瞬間があって、行く方向は分からんでもないし、斜めの状態で歩くことはできる。逆になんか、ザックが浮いて軽くなる感じがあって行けるかも〜って思い始めた瞬間(50mほど進んだか?)だんさんがやっぱり止めよう、と言うた。

だんさんが無理だと判断するなら無理かなぁ、と引き返すことに。

暴風でも一応鐘は鳴らす🔔

稜線から離れると風がおさまるからやっぱり行けそうな気がするが

大門沢方面に戻っても、往生際悪くどっかでテントが張れないか。翌日天気が良くて農鳥まで行くとしたら稜線に近いところで寝た方がいいわけで。
ところが、テン場となるいい場所はあるのだけど、水が取れない!どんだけ寒くても水は必要。水のありかはだいぶ下。樹林帯を抜けて、見はらしのいい支尾根のあたりで、大門沢に水が流れてるのが見えるが、水を取りに行ける道がない。

ってそんなこんなで結局大門沢小屋まで下ることになった。これはほんまに疲れた。

テントの受付すると小屋のお兄さんが明日はもっと悪い、という。ほんまかなぁ?私の見立てでは、2日目はそこそこいいはずやねんやけど。3日目は悪い。悪い中を歩く覚悟で来てるけど、翌日、この日以上に悪くなるんかなぁ?とお兄さんの言うことに懐疑的。

翌日は、帰るということで、ちょっと遅くまで飲み会をして寝た。

夜中、テントにポツポツ水が落ちる音がしてた。雨とは思わんかったけど、雨降ってたみたい。

翌朝起きると、霧雨。そんな中でも農鳥まで行く小屋に泊まった人が数人。
ほとんどの人が下山の人。お兄さんはボッカで農鳥小屋まで荷物を担いで上がっていった。

いつものことながら、最後の出発。6時半。雨は止んで、町の方は青空。上空は確かに風きつそうやけど、雲が流れるのが早い。時々うっすら青空見えるやん。やっぱり行けた。行けたで。くっそぉ〜😩

結構、下ってきたけど、ほら、青空。やーっぱり行けたで。あぁ、またこの道登らなあかんのか、と精神的ダメージが。

この写真の直立してる木、よく見ると、2本の根返りしてる木が寄りかかってる。なんとか支えてるけど、いつかは倒れて登山道をふさいでしまいそう...。

標高が下がると気温も上がり暑い、暑い。スポーツドリンクがどんどんなくなる。

登山者休憩所のある河原工事の場所。俯瞰すると大がかりな工事だなぁ。

奈良田第一発電所から駐車場までの道は、リニア電車の工事車両が行き来するので歩行に注意が必要。数十メートルおきに警備員さんが常駐していて、無線で「登山者2人下りていきま〜す」と連絡を取って安全運行に努めている。暑いのでご苦労様、と思う反面、なんだか登山者に媚びてリニア工事に反感もたれないようにしてるJR東海の思惑を見るような気もする。

駐車場まであと10分弱のバス停のトイレに立ち寄ったところ2人とも気が抜けたのか、自販機で飲み物買ってまったりする始末。そこへ、下山途中で抜かしたテント泊の2人組の男性が空荷で走ってきた。どうやら、女性の方は温泉で待ってるから、荷物置いて車取ってきて、という話になったよう。うちもそうしようかなぁ、と言うてみたら快く、いいよ、とだんさん言うてくれるけど、この猛暑の中1人で行かせるのは悪いので、気合を入れて最後、駐車場まで歩いた。

あぁ、また行かなあかんか。辛いなぁ〜。

2025年8月2日土曜日

錫杖岳 注文の多い料理店

登攀日 2025年7月23日(日)

あっちゅう間に2週間も経ってしまった。

23日は注文の多い料理店へ登りに行きました。クラック登攀ということで練習しておらずちょっと不安はあったものの、他の人の記録を見てるとクラックを使って登るというより支点はクラック、登りはフェース、という感じだったのでいけるかと思ってましたが...。

朝5時半前にテン場出発。昨日と同じアプローチ。前日夕方に雨降ったので、沢登り状態のところあり。
1時間ほどで取付へ到着。いらんものは置いていくことに。私はリードする自信ないので、だんさんに全てを委ねる。1ピッチ目。なんとなしに登り始める。

ダンさん、ちょっと迷い始める。雨のせいで完全に乾いてるとは言い難い。草もついててちょっと湿ってる感じが気持ち悪そう。


この写真(↑)撮った後、左側の北沢大滝で突然大きな音がした。見ると赤ちゃんくらいの大きさの岩がごーんと落ちてきた。げ、と思ったけど、うまい具合にすぐそこの滝の上で止まったけど、また落ちてこないか気になって見てたら、今度はこっちの上から「あ!」って声がしたので、見ると、ダンさんが逆さになってぶら下がっていた。

これまた、げげげ。「あ!」という声に反応してロープ確保したからよかったけど、ハーケン1本で支えてる状態で...。とはいえ問題ないようで、身軽にくるっとひっくり返って正体になる。ちょっと落ち着いて再び登り始める。なんていうか...。精神力強過ぎ。

2ピッチ目 クラックでヒーヒー
2ピッチ目出だし。完全クラック登りやん。私はフォローなんでフェースのホールド使いながら登ったけど、ダンさんは結構苦労してた。

2ピッチ目終了点。練習不足否めない。軽くしたはずの荷物も重たい。ということで、今回はここまで、ということで降りることにした。

コントレールが青空に 夏山〜って感じ
この日もポコポコ雲が湧いてきて、早いことに10時ごろにゴロゴロと頭上で鳴りだした。

岩棚でいると、大滝のあたりからイワツバメが出てきて、日の当たる場所を飛び回る。人を人と思っていないのか、目の前30cmくらいのところを飛んでいくツバメもいる。ツバメの羽音が聞こえるってこんな岩のところにいるからこそやなぁ。

よぉ考えたら、イワツバメの羽音を聞いたのはここに16年前初めて来た時やったなぁ。そもそも鳥の羽音っちゅうのを生まれて初めて聞いたんやったなぁ。

テン場まで戻る途中に、なんか変な大きな声が聞こえたからクマかと思って熊鈴を鳴らしたものの、その後、「うぉ〜!」って聞こえてきて、別のルートをトライしてる他のクライマーの雄叫びだったと分かり一安心。人騒がせ〜。

下山後の温泉は「ひがくの湯」で。受付で並んでたら、外国から旅行に来た家族が、言葉通じずに困ってる様子。ダンさんが「助けてあげたら?」というので、見てみるとお母さんがスマホで通訳アプリを使おうとしたものの、なんかうまいこと行ってないので声をかけてみた。そっからスムーズにことが進んで、温泉の人にお礼ってことでキンキンに冷えたスポーツドリンクをもらった。
喉が渇いていたので、はしたないかと思ったけど、その場で開けてぐびぐび飲んでしまった。


ノンアルビールで下山祝い
ここのノンアルは、ジョッキで来るから
ほんまにビール飲んでる感がある

単品ざるそば&かき揚げ注文 お腹いっぱい

今回は完投できませんでしたが、もっかいクラック練習して再挑戦したいです。
今度は秋に行くのがよいなぁ。もう少し軽量化できるし。

2025年7月28日月曜日

錫杖岳 左方カンテ

去年は引っ越しなどでアルパインにほとんど行けておらず、今年もこのまま夏を過ごしてしまいそうになったので、慌てて今年後半の計画を作成。

早速行くことにしたのは北アルプス、笠ヶ岳の隣(正確にはほぼ南側)にある錫杖岳。前衛フェースの「左方カンテ」と北沢フェースの「注文の多い料理店」

私は16年ぶり。ダンさんにいたっては30年以上ぶりらしい。

1日目、入山してテント張って左方カンテへ。

登山口で計画書を提出

渡渉点 行きは難なく渡れた

登山口から2時間ほどでテン場となるクリヤ谷と錫杖沢の出合に到着。20キロくらい荷物を背負ってほぼコースタイム通り。思ったより歩けるぞ。でも、暑い。大汗かく。

テント張って取付へ。1時間半ほどかかってるような気がしていたけど、1時間ほどで到着してた。時間の感覚がちょっと鈍ってるなぁ。ま、大きい問題ではないけど。

取付までの道で、左へ行ってしまった。「注文〜」の方へ行ってしまった。駐車場で先に出発した2人パーティが登ってた。

左方カンテ 1ピッチ目

2ピッチ目終了点から下を見る

奇数ピッチ=ダンさん、偶数ピッチ=私、で登る。2ピッチ目までは順調、順調。しかし日が照ってこれまた暑い。水が足りるかちょっと心配。やはり2リットルくらいは持ってきてた方がよかった。

3ピッチ目 この後ちょっとコツがいる

私の記憶があいまいで、右へ左へ行かせてしまう。結局、通常より右によってガバをつかんで、荷物背負って重いのにレイバック気味で登っていった。
私もがんばったけど、両腕に体重+荷物の荷重がかかり、へとへと。

ピンボケしてるけど、奥のルンゼにハマって動けなくなってしまった

そして、つづく4ピッチ目。私。写真ぼけてますけど、奥のルンゼを登るんですが、リングボルトが撤去されていて、うまく登れず奥へ奥へと進んでしまった。そしたら横幅ががちっとはまってしまい身動き取れず。四苦八苦した結果、ダンさんに代わってもらうことにした。

5ピッチ目。ちょっと迷ったが、私が登ることにする。女は度胸。ほぼ支点がないのでビビる。
とはいえよく見ると、スタンスとホールドはあるので慎重に登る。が、上の方で久しぶりに膝がガクガクした(笑)ここを過ぎると階段状態になって無事、終了点に到着。

6ピッチ目 ここの出だしもかなり厳しかった


7ピッチ目もあるけど、雷が聞こえだしたので、ここでこのルートは終了して降りることにする。

懸垂下降を3回して地上へ戻る

懸垂は、注文の多い料理店のルートを降りる。午前中登っていたパーティはすでに下山してた。
懸垂ステーションはしっかりあって、安心して懸垂できるが、油断禁物。ロープが壁から離れて行ったりすることがある。

地上に戻って行動食を食べる。結局、この日、左方カンテを登ったのは私たちだけだった。

しかし暑くて、テントに戻る途中、錫杖沢で水をガブガブ飲む。おいし〜。翌日お腹をくださなかったので、この沢の水は大丈夫なんだろう。
顔も洗って、タオル濡らして首筋濡らすとさっぱりする。やっぱり水は大事だなぁ〜。

テントに戻ってギアの整理をして、後で水を取りに行こう言うて酒盛り始めたら、雨が降り出した。げげげ。1時間ほど降り続き、言うてるうちに日が暮れて真っ暗になりそうなんで、小雨降る中、水を汲みにテントを出た。
ついでに汲んでおくことが大事。

ところで、酒盛りやって夕食食べてると、「どーん、どーん」とか「ぼぼぼぼぼ」とか音が聞こえる。「お?花火?どっかで花火上がってる?」てな話をしたけど、よ〜考えると、ここまで聞こえるわけがない。
テントの後ろを流れる沢の水音が花火の音のように聞こえていただけだった。

夏の夜 
 山の中での
   バーチャル花火🎆

2025年7月14日月曜日

ブルーインパルス見に行ってきた

2025年7月12日(土)

関西万博開幕当日に雨天で飛行できなかったブルーインパルスが再度、大阪の空を飛ぶというニュース。ブルーインパルスと聞いて思い出すのは、数年前の東京五輪の時に飛んだというくらい。
4月時点でもそないに興味が湧いてなかったが、再度飛行するということでなぜかこれは見とかな、と思いさてどこで見るのがいいか?どこで見ることができるか考えた。

都合があり朝から動くことはできないので、大阪方面、大阪市内は無理。万博会場?すでに4回行って、とりあえずこれ以上は入場する予定ないし、土曜日&日曜やろ?ものすごい人手のはずなので、これまたパス。

ということで山屋の本領発揮。六甲山。これなら昼過ぎから動いても間に合う。
ではどこで?真っ先に浮かんだのが風吹岩周辺。でも間に合わないので、宝塚の塩尾寺付近の見晴らしのいいところに決めた。
過去に何度も通過してる場所で、特にここからの夜景はきれいで半縦した後のご褒美に写真を撮っていた。どこからどこまで見渡せるか写真で確認してかなりいい場所であると確信。

午後2時40分ごろに関空を離陸とあったが、現地に着いたのは1時間前。早すぎたと思いきや、すでに先客が一人。しかもすんごい大きいカメラレンズを持ってはって、三脚で固定してるという。ひょっとしてブルーインパルスですか?と聞くとにこっと笑顔ではいそうです、と。
聞けば、航空自衛隊機が好きで、日本中の航空ショーなどに行かれているという。
色々と話を聞けて楽しかったです。勉強にもなりました。

ただ万博には行かれてないということで、万博会場が見えてるのに気づかれてなかった。
写真(↓)の丸の中に見える赤いのが「吉本パビリオン」だった。カメラの望遠レンズがすごいから、吉本かシンガポールかで不明だったのが、一発で判明。すごいわ、大きなレンズ📸

ってことで、目の前を右から左、左から右、と時々スモークを出しながら飛ぶ編隊はすごかった。市内で頭上をびゅーんと行くのもすごいやろうけど、その飛行全体を見れたのはよかった。ただ、万博会場の上で何かを描いているのは、水平から見てるのでいまいち分からんかった💦これは仕方ないか...

青丸印が万博会場の夢洲(ユメシマって読まれへん)
赤い点が吉本のパビリオン

千里中央あたりの上空

万博会場上空で三角のフォーメーション
映画で見るようなヤツや!

待っていると、六甲山ハイキングやトレランを終了した人が、「そういうことなら僕らも」と言って時間待ちする人が増えて、結局20人くらいの人が観覧した。
知らない人同士がこういうイベントをきっかけに、会話をして、一瞬でも盛り上がるのは楽しい。

2025年7月13日日曜日

関西万博その3

2025年7月1日(火)

関西万博3回目。

通期パスを買っているのか?と言われますが、買ってません。計算したら、通期パスを買っても元を取るほど回数行かないという結論。で、今回3回目。

前回と違ってピーカン晴れ。一番暑いのが、開場を待ってる1時間半。日傘差そうが、何しようが汗が滝のように流れる。ひたすら我慢...。

開場してドイツ館へ。並ぶんやろうなぁと思ってたら並ばす入場。奇跡だ。
ドイツ館ではこの人形を持って回る。かいらしい。

次に隣のルクセンブルク館へ。
こんな映像体験をする。ルクセンブルクの後はいまんとこ並ぶ時間ゼロ〜って言うてた韓国館へ。なぜか映像を延々見せられて終わり。はっきり言うといまいち。

コモンズFへ。ここでもほぼその国の紹介映像を見て終わり。次に行ったのが「大阪ヘルスケア」iPS細胞で作った心筋細胞。実際に動いていて驚き&感動。

ここでは人間洗濯機のデモンストレーションも見ることができた。
「ミラブル」のお風呂。でも一回で300リットル以上のお湯を使う
=家族3人やったら900リットルってもったいなくない?

いよいよお腹ぺこぺこなんで、マーケットプレイス西2階にあるPanafrica=Panafへ。
ちょうど1時だったので、アフリカンミュージックのライブ演奏。
だんさんはサラダとシチューのセット
カレーではなく、シチューすなわち煮込み料理
飲み物は植物のバオバブのジュース

私はサンドイッチを ここに来てサンドイッチ?
ビール(マダガスカルバニラエール)はあっさりおいしかった

午後から通期パスを持ってる岳友と合流してスペイン館、エジプト館、サウジアラビア館にインド館とあっちこっち入る。この日は空いててあまり並ばずに入れたのは本当にラッキーだった。

夜はシグニチャーパビリオンに入ることができた。終わったところで、ドローンショウをちょっと見ることができた。
スポンサーの紹介のところしか撮影できず

お腹すいたので、あんみつとか販売してるレストランでぬるい中華冷麺とビールを食べる。午後7時以降ビール半額とあったので、つられて入ってしまった。
そしてなぜか、そこの畳椅子のヘリが「くまモン」だった(↓)

帰りはバス乗り継ぎ。最近便利と知られたのか、バスを利用する人が多くなってきた。この日も結局最終便になってしまった。けど乗れてよかった。帰ると日付変更線またぐギリギリの時間。この年になってこんな夜遅くまで出歩くことになるとは思ってもみなかった。
帰ってすぐに寝るかと思いきや、なんだかんだと興奮していて寝付けないのでまた晩酌。とほほ。



2025年6月21日土曜日

薪割り

山の師匠から声がかかった。岐阜県は高山市。師匠の知り合いの家に薪割りに行かないか?と。10月には新米20キロもらえるぞ、という驚きの報酬につられてだんさんと二人行ってきた。

私は十数年前、登山の帰りにこの方のお宅に滞在したことがある。が、ご本人は覚えておられず。それもそのはず、その時は勤務先の夜勤とかでほとんどお会いしていなかった。
当時は年末年始の山行後だったので、つきたてのお餅をいただいて帰宅した。つきたてのお餅はとても美味しかったが、とてつもない大きさの(量の)お餅だったので、食べ切るのにちょっと苦労した。

さて。夜中にお宅に忍び込んで(?)、朝起きると豪華な朝食。これからの作業が大変そうなのがなんとなく分かってきた。シャリバテしないようにたくさんいただく。


準備をして開始。この日薪にする丸太はこんだけ
丸太を暖炉に入る長さに切っていき、それを私とだんさんが細く切っていく。

マサカリで切るのかと思いきや、外国製の薪割りマシーンがあってそれで切っていくけど、なかなかさっさと作業を進めることができない。
薪割りマシーン

薪割り初挑戦の私

だんさんも挑戦

10時から開始して目標の5時までになんとか全て切り終えた。

翌朝は、薪を所定の場所へ積んでいく作業

早朝の散歩時に、きっちりとすき間なく薪を積んでいるお家を見たけど、特にそういうリクエストもなかったので、どんどん積んでいく。時間があればご近所みたいにきれいに積み上げたいところだが。時間の問題もあるが、この日は梅雨の合間の猛暑日。暑さとの戦いでもあった。

上の写真にある場所に積んだ薪はおよそひと月分らしい。ここに入りきらない分は、裏庭の置き場所へ。裏庭へは一輪車で運ぶ。一輪車を使うというのも滅多にないので楽しみにしていただが、前日の夜、お酒の飲み方が悪かったのかエライ二日酔い。なので、運ばれてきた薪を積んでいくだけの働きしかできず。

そして昼前に完了 薪がきれいになくなった納屋
薪割りマシーンやらおがくずを片付けて終了。

秋に新米がいただけるとのことだったが、去年収穫のお米をいただいた。うっほほ〜。このご時世、ほんとありがたい。籾をつけたまま保存されていたので、山の向こうの精米所まで精米に行った。精米機もいろんな種類があるようだ。
籾がついたままのものを精米できる機器でないとダメらしい。
そう思うと、今回の一連の米不足、米価高騰で、お米って簡単に手に入るものだと思っていたが商品にするまでの行程が長いなど、ちょっとした勉強になった。

帰るまでに車に入れていたら、お米が炊けてしまう(要は日射熱で傷んでしまう)ので車の窓を開けておくようにと言われた。
ここでもお米がデリケートな食物ということにも気付かされた。

帰宅した翌日早速炊いてみた。うーん、おいしい🍚 幸せだ。

2025年6月12日木曜日

関西万博 その2

2025年7月10日(火)大雨の中、万博へ行ってきた。2回目。

普通は雨の日は動きたくないが、こればっかりは仕方ない。前日、二人で雨対策を練る。準備するに従って、雨は仕方ない、という諦めと同時に気合が入ってくる。こうなったらそれなりに楽しむしかない。準備万端なら怖いものなしや。

会場へはバスと電車利用で向かってる私たち。バスって雨の日は遅れることが多いので、前回より1本早い便に乗った。警戒していたほど遅れることなく、ほぼ時間通りに進み、前回より半時間ほど早くゲートへ到着。これがよかった。

雨の中、たくさんの人がゲートの前に集まってくる 予約制だから仕方ない

入場してまずアメリカ館へだんさんが50年前見ることが
できなかった「月の石」を見るのが目的


アメリカ館で並んでる間に他のパビリオンで当日予約できる場所を探す。半時間早く到着した→入場早くできた→「日本館」の当日予約が取れた。

1時間ちょっと並んでアメリカ館入館。この後は、ナショナルデーのイベントがあるレイガーデンへ向かう。この日のナショナルデーは「ギニア🇬🇳」大統領が初来日でスピーチされていたが、日本館の予約があるので途中で失礼した。


日本館パビリオン 無料でオーディオガイドが聞けるので、絶対に聞きながら回った方がよい
理解度が違う できればイヤホンがあった方がいい 
なければ電話で会話する感じでスマホを耳にあてながら進めばオッケー


火星の石 実際に触ることのできる石がこの手前に展示されている


この後、今回の会場で一番大きいというホットドッグをランチに食べる。ビールも飲んで昼間っからほろ酔い☺️
次の目的、アイルランド館へ向かう。午後6時から早い者勝ちで入場受け付けとのことで一旦離れる。

アイルランド館では、アイルランドの楽器を使ったあの独特のリズムのライブがあり、踊り出したくなるような楽しさだった。あぁいう時、手拍子とかしたいけど、誰もせず。手拍子したらなんか怒られそうな観客の雰囲気。あ〜あ。

この後、ベルギー館でベルギービールを飲むため、「静けさの森」を突っ切ろうとすると、足元にこんな展示品が↓

オノ・ヨーコの展示品 足元見てないと絶対に見落とすぞ
作品は、写真上の丸い桶のようなものです 新進気鋭さは衰え知らず


ベルギー館のキッチンカーで購入したベルギービール
ハーブが入っててなんだか健康によさそうな味のビールだった

この数日前に、ウォーターフロントでレジオネラ菌が検出され、イルミネーションショウが中止になっているので、8時過ぎには帰路に着いた。残念。しっかりしてくれよ、と言いたい。